2026年度(令和8年度)京都府公立高校入試【中期】数学問題の解説です。
前期ほどでは無いとはいえ出題分野に偏りの無い標準以上の問題ですので、
数学の基本知識および基本作業をおさえておくとは必須です。
手を止めないことそれは京都の数学では共通でいえます。
2026年度(令和8年度)京都府公立高校入試【中期】数学の問題
令和8年度京都府公立高校入試【中期】の問題です。
リンク先は京都府の教育委員会のホームページになります。
2026年度(令和8年度)京都府公立高校入試【中期】数学の解説
問題を読むのに時間を費やす問題も多くはありませんが、
作業量は多めなので早速解説に入ります。
第1問小問集合
\(\,\large{1}\,\)
(1)
\(\hspace{10pt}\displaystyle 4^2+\left(\,-\frac{9}{5}+1\,\right)\times \color{red}{(-25)}\\
\displaystyle =16+\left(\,\frac{-9+5}{5}\,\right)\times (-25)\\
\displaystyle =16+\left(\,-\frac{4}{5}\,\right)\times (-25)\\
=16+20\\
=\underline{ 36 }\)
\(\,\color{red}{(-25)}\,\)は先にかけてもよかったのですが、
(かっこ)の中から処理しました。
(2)
\(\hspace{10pt}\displaystyle \frac{5a-1}{2}-\frac{7a-5}{6}\\
\displaystyle =\frac{3(5a-1)-(7a-5)}{6}\\
\displaystyle =\frac{15a-3-7a+5}{6}\\
\displaystyle =\frac{8a+2}{6}\\
\displaystyle =\underline{\underline{ \frac{4\,a+1}{3} }}\)
分子には(かっこ)がついていること忘れずに。
(3)
\(\hspace{10pt}(\sqrt{6}-\sqrt{3})^2\\
=6-2\sqrt{18}+3\\
=\underline{ 9-6\sqrt{2} }\)
展開公式は使っていますが過度な暗算はさけています。
もちろん\(\,(\sqrt{6}-\sqrt{3})(\sqrt{6}-\sqrt{3})\,\)を展開しても良いですが、
公式は使えるようになっておきましょう。
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無理数計算の問題演習はしておいて損はないです。
(4)
連立方程式です。
久しぶりに代入法で解いていきます。
第一式を第二式に代入して、
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
2(3y-14)-y&=&-8\\
6y-28-y&=&-8\\
5y&=&20\\
y&=&4
\end{eqnarray}\)
第一式に戻して
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
x&=&3(\,4\,)-14\\
&=&12-14\\
&=&-2
\end{eqnarray}\)
答え\(\hspace{10pt}\underline{ x=-2\,,\,y=4 }\)
移項して加減法でも良いですが、
見るからに「代入法が早いよ。」と問題が言っています。
(5)
因数分解の手順は決まっています。
しかし、ここでは説明の必要はないでしょう。
\(\hspace{10pt}x(y-5)-10+2y\\
=x\color{red}{(y-5)}+2\color{red}{(y-5)}\\
=\underline{ (y-5)(x+2) }\)
簡単に説明すると文字\(\,x\,\)に着目して整理された形です。
定数項\(\,2y-10\,\)が因数分解できるはず、
という流れで共通因数はすぐに見つかります。
(6)
比例定数を求めます。
両端の座標は
\(\hspace{10pt}(\,-7\,,\,49\,a\,)\)
\(\hspace{10pt}(\,-1\,,\,a\,)\)
なので
\((\,x\,の増加量\,)=(-1)-(-7)=\,\color{red}{6}\,\)
\((\,y\,の増加量\,)=a-49\,a=\,\color{blue}{-48\,a}\,\)
変化の割合が\(\,5\,\)だから
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
5&=&\frac{\color{blue}{-48\,a}}{\color{red}{6}}\\
30&=&-48a\\
a&=&-\frac{30}{48}\\
&=&\underline{\underline{ -\frac{5}{8} }}
\end{eqnarray}\)
変化の割合は区間の両端を見て、
\(\hspace{10pt}\displaystyle (\,変化の割合\,)=\frac{ (\,\color{blue}{y\,の増加量}\,) }{ (\,\color{red}{x\,の増加量}\,) }\)
になることは関数に関係なく変わりません。
(7)
平行線と角度の問題です。
分かる角度から書き込めばいずれはたどり着きます。
\(\,x\,\)の頂点を通る平行線を引くと、
同位角と錯角が等しいことから
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
∠x&=&\color{blue}{54°}+\color{red}{37°}\\
&=&\underline{ 91 }°
\end{eqnarray}\)
問題にある線分を伸ばしても良いです。
(8)
『覚え太郎』会員は読むための時間だけで考える時間無く答えは出たでしょう。
たった\(\,10\,\)枚しか無い『確率』カードの\(\,1\,\)枚ですからね。
くじ引きは、何番目に引いてもあたる確率は変わりません。
よって求める確率は一番目と同じ。
\(\hspace{10pt}\displaystyle \underline{\underline{ \frac{1}{6} }}\)
\(\hspace{10pt}\,\underline{ (ウ) }\,\)
説明必要ですか?
あたりくじが1、はずれくじが5あります。
(一人目のくじ総数、分母は6)
一人目があたる確率は\(\displaystyle \,\frac{1}{6}\,\)これは良いでしょう。
二人目があたりを引く場合は、
一人目があたりを引いて二人目があたりを引く場合と、
一人目がはずれを引いて二人目があたりを引く場合があります。
その確率は
\(\hspace{10pt}\displaystyle \color{red}{\frac{1}{6}\times \frac{0}{5}}+\color{blue}{\frac{5}{6}\times \frac{1}{5}}\\
\displaystyle =0+\frac{1}{6}\\
\displaystyle =\frac{1}{6}\)
となり同じです。
3人目も同じになります。
確率の掛け算に慣れていない人は樹形図で確認してみてください。
くじを\(\,1~6\,\)まで用意し、
\(\,1\,\)が当たり、\(\,2~6\,\)がはずれとして確率を求めれば良いです。
順番がある確率が掛け算で求まるというのは、
確か京都の過去問解説でも説明していると思いますが、
あちこちの都道府県でも出てきているので使えるようお勧めしています。
第2問データの活用
\(\,\large{2}\,\)
ヒストグラムですが(2)の読み取りに時間がかかります。
(1)
ヒストグラムを完成させますが、
データは小さい順に並べてあるので数え上げるだけです。
\(\,8.5\,\)以上\(\,9.5\,\)未満の階級には\(\,\color{red}{6}\,\)、
\(\,9.5\,\)以上\(\,10.5\,\)未満の階級には\(\,\color{blue}{5}\,\)、
\(\,10.5\,\)以上\(\,11.5\,\)未満の階級には\(\,\color{magenta}{3}\,\)、
なのでヒストグラムは
(2)
\(\,\mathrm{B}\,\)班のデータを読み取るのに\(\,\mathrm{Ⅰ}\,\)図のヒストグラム両方を見ます。
\(\,\mathrm{A}\,\)班のデータは資料から数え上げます。
(ア):
資料から\(\,\mathrm{A}\,\)班の\(\,7.5\,\)以上\(\,9.1\,\)未満の度数は\(\,12\,\)なので、
相対度数は\(\hspace{4pt}\displaystyle \frac{12}{27}\,\)(比較だけなので小数にはしません。)
\(\,\mathrm{Ⅰ}\,\)図から\(\,\mathrm{B}\,\)班の\(\,9.1\,\)未満の累積度数は右のヒストグラムから\(\,13\,\)、
その中で左のヒストグラムから\(\,8.5\,\)以上\(\,9.5\,\)未満の階級に\(\,1\,\)人いることがわかるので、
相対度数は\(\hspace{4pt}\displaystyle \frac{8}{24}\,\)。
比較すると\(\,\mathrm{A}\,\)班\(\hspace{4pt}\displaystyle \frac{12}{27}=\frac{4}{9}\,\)、\(\,\mathrm{B}\,\)班\(\hspace{4pt}\displaystyle \frac{8}{24}=\frac{1}{3}=\frac{3}{9}\,\)
なので割合は\(\,\mathrm{A}\,\)班の方が大きい。○
(イ):
資料から\(\,\mathrm{A}\,\)班の\(\,6.5\,\)以上\(\,7.8\,\)未満の度数は\(\,8\,\)、
\(\,\mathrm{B}\,\)班については右のヒストグラムから\(\,9.1\,\)未満の累積度数は\(\,13\,\)。
左のヒストグラムから\(\,8.5\,\)以上\(\,9.5\,\)未満の階級に、
\(\,9.1\,\)以上の人が\(\,\color{blue}{3}\,\)人いることがわかるので、
\(\,\mathrm{B}\,\)班の\(\,9.1\,\)以上\(\,10.5\,\)未満の度数は\(\,9\,\)。
\(\,\mathrm{B}\,\)班の方が多い。×
(ウ):
両方の班を加えて\(\,7.5\,\)未満の度数は\(\,11\,\)で、
その次が\(\,12\,\)番目になります。
\(\,\mathrm{A}\,\)班に\(\,7.6\,\)の人はいますが\(\,\mathrm{B}\,\)班に\(\,7.5\,\)の人がいるかもしれない。×
(エ):
\(\,10.4\,\)以上\(\,11.5\,\)未満の度数は、
\(\,\mathrm{A}\,\)班は\(\,3\,\)、\(\,\mathrm{B}\,\)班は\(\,5\,\)です。○
答え\(\hspace{4pt}\underline{ ア\,,\,エ }\)
第3問立体の展開図と体積
\(\,\large{3}\,\)
正四角錐\(\,\mathrm{OABCD}\,\)があります。
底面は正方形で側面は全て二等辺三角形です。
(1)
展開図の全ての頂点を記号で示せばわかります。
青の線は底面の正方形と重なる辺です。
(ア)
点\(\,\mathrm{E\,,\,F}\,\)が重なります。×
(イ)
点\(\,\mathrm{E\,,\,F}\,\)の位置が逆です。×
(ウ)
一致します。○
(エ)
点\(\,\mathrm{E\,,\,F}\,\)が重なります。×
答え\(\hspace{4pt}\underline{ (ウ) }\)
(2)
平面\(\,\mathrm{ABCD}\,\)と平行で点\(\,\mathrm{E}\,\)を通る面と、
辺\(\,\mathrm{OC\,,\,ODと}\,\)の交点を\(\,\mathrm{G\,,\,H}\,\)とすると
四角錐\(\,\mathrm{OEFGH}\,\)と四角錐\(\,\mathrm{OABCD}\,\)は相似で、
相似比が\(\,2:3\,\)なので体積比は\(\,2^3:3^3\,=\,8:27\,\)。
正方形\(\,\mathrm{ABCD}\,\)の面積はわかるので高さを求めます。
\(\,\mathrm{BD}\,\)は正方形の対角線になるので\(\,\color{red}{6\sqrt{2}}\,\)です。
頂点\(\,\mathrm{O}\,\)から\(\,\mathrm{BD}\,\)に下ろした垂線と\(\,\mathrm{BD}\,\)との交点を\(\,\mathrm{M}\,\)とすると、
線分\(\,\mathrm{OM}\,\)が四角錐\(\,\mathrm{OABCD}\,\)の高さになります。
二等辺三角形の頂角の二等分線になるので\(\,\mathrm{BM}=\color{blue}{3\sqrt{2}}\,\)だから、
\(\,\mathrm{△OBM}\,\)で三平方の定理を用いると
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
\mathrm{OM^2+BM^2}&=&\mathrm{OB^2}\\
\mathrm{OM^2}+(\,\color{blue}{3\sqrt{2}}\,)^2&=&\color{red}{5}^2\\
\mathrm{OM^2}+18&=&25\\
\mathrm{OM^2}&=&7\\
\mathrm{OM}&=&\pm \sqrt{7}
\end{eqnarray}\)
長さなので正の平方根をとって
\(\hspace{4pt}\displaystyle \mathrm{OM}=\sqrt{7}\)
このとき四角錐\(\,\mathrm{OABCD}\,\)の体積\(\,V\,\)は、
底面積が正方形の面積\(\,\color{red}{6^2}\,\)なので
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
V&=&\frac{1}{3}\times \color{red}{6^2}\times \sqrt{7}\\
&=&12\sqrt{7}
\end{eqnarray}\)
点\(\,\mathrm{A}\,\)を含む錐台の体積と三角錐\(\,\mathrm{OABCD}\,\)との比は、
\(\hspace{10pt}(27-8):27\,=\,19:27\)
なので求める体積\(\,V’\,\)は
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
V’&=&\frac{19}{27}\times V\\
&=&\frac{19}{27}\times 12\sqrt{7}\\
&=&\underline{\underline{ \frac{76\sqrt{7}}{9} }}\,\mathrm{cm^3}
\end{eqnarray}\)
もちろんですが、
四角錐\(\,\mathrm{OEFGH}\,\)の体積\(\,V_1\,\)は
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
V_1&=&\frac{8}{27}\times \frac{1}{3}\times 6^2\times \sqrt{7}\\
&=&\frac{32\sqrt{7}}{9}
\end{eqnarray}\)
これを四角錐\(\,\mathrm{OABCD}\,\)から引いて
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
V’&=&12\sqrt{7}-\frac{32\sqrt{7}}{9}\\
&=&\frac{108\sqrt{7}}{9}-\frac{32\sqrt{7}}{9}\\
&=&\underline{\underline{ \frac{76\sqrt{7}}{9} }}\,\mathrm{cm^3}
\end{eqnarray}\)
でも良いです。
正方形\(\,\mathrm{EFGH}\,\)の面積を求めて、でもできますがお勧めしません。
誘導は無いけど明らかに問題作成した方からすれば相似利用でしょう。
第4問関数
\(\,\large{4}\,\)
関数ですが図形の辺の比を見なくてはなりません。
\(\hspace{10pt}\mathrm{AB}=\color{red}{8\sqrt{5}}\)
なので\(\,\mathrm{△ABC}\,\)の底辺\(\,\mathrm{BC}\,\)に対する高さが\(\,16\,\)だとわかります。
交わり部分を分けて考えるのは\(\,x=4\,\)までとその後です。
辺の比から\(\,x=4\,\)のときまでは交わり部分は三角形、
その後は台形になります。
(1)
\(\,x=3\,\)のとき重なる部分は三角形で、
底辺が\(\,\color{red}{3}\,\)、
高さが\(\,\color{blue}{6}\,\)の三角形になるので面積\(\,y\,\)は
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
y&=&\frac{1}{2}\times 3\times 6\\
&=&\underline{ 9 }
\end{eqnarray}\)
(2)
\(\,0\,≦\,x\,≦\,4\,\)と\(\,4\,≦\,x\,≦\,12\,\)で、
重なりかたがどう違うかを見ておきましょう。
(1)で\(\,x=4\,\)までは三角形だとわかっています。
\(\,x=12\,\)のときを見ると、
ちょうど辺\(\,\mathrm{AB}\,\)が\(\,\mathrm{D}\,\)と重なります。
なので、
\(\,0\,≦\,x\,≦\,4\,\)のとき
底辺\(\,\color{red}{x}\,\)、高さ\(\,\color{blue}{2\,x}\,\)の三角形で、
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
y&=&\frac{1}{2}\times x\times 2x\\
&=&\underline{ x^2 }
\end{eqnarray}\)
\(\,4\,≦\,x\,≦\,12\,\)のとき
上底\(\,\color{red}{x-4}\,\)、下底\(\,\color{red}{x}\,\)、高さ\(\,\color{blue}{8}\,\)の台形で、
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
y&=&\frac{(x-4)+x}{2}\times 8\\
&=&\underline{ 8(\,x-2\,) }
\end{eqnarray}\)
(3)
2秒後の重なり部分の面積は
\(\hspace{10pt}y=2^2=\,4\)
この7倍、つまり重なる面積が28になるのは4秒後までにはありません。
\(\,4\,≦\,x\,≦\,12\,\)にあるとすれば
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
8(x-2)&=&28\\
8x-16&=&28\\
8x&=&44\\
x&=&\frac{11}{2}
\end{eqnarray}\)
これは\(\,4\,≦\,x\,≦\,12\,\)に適しています。
答え\(\hspace{4pt}\displaystyle \underline{\underline{ \frac{11}{2} }}\,秒後\)
関数を求めてそれを利用するという鉄板の流れです。
第5問平面図形
\(\,\large{5}\,\)
平面図形での長さ、線分比、面積比です。
普段の取り組み方で大丈夫です。
(1)
線分\(\,\mathrm{EH}\,\)の長さは定理を使うとすぐに出ますが、
中学生は知らないことになっているので普通に解きます。
(会員は定理を使ってさっさと先に進んでください。)
\(\hspace{4pt}\mathrm{EH}\,\)を\(\,\color{red}{x}\,\)とおくと\(\,\mathrm{AH}=\color{blue}{9-x}\,\)で、
平行線の錯角が等しいので\(\,\mathrm{△HEF}\,\)は二等辺三角形です。
\(\,\mathrm{△AHF}\,\)と\(\,\mathrm{△AEB}\,\)は相似なので
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
\mathrm{AH:HF}&=&\mathrm{AE:EB}\\
(9-x):x&=&9:6\\
9x&=&6(9-x)\\
15x&=&54\\
x&=&\frac{54}{15}\\
&=&\underline{\underline{ \frac{18}{5} }}\mathrm{cm}
\end{eqnarray}\)
定理を使うと
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
\mathrm{EH}&=&\frac{2}{5}\times 9\\
&=&\frac{18}{5}
\end{eqnarray}\)
です。
(2)
線分\(\,\mathrm{AC}\,\)を抜き出す前に、
\(\begin{eqnarray}
\mathrm{AG:GC}&=&\mathrm{AH:HE}\\
&=&\frac{27}{5}:\frac{18}{5}\\
&=&3:2
\end{eqnarray}\)
です。(定理利用の人はここも不要。)
\(\,\mathrm{DE:GI}\,\)を求めるので線分\(\,\mathrm{AC}\,\)を抜き出します。
全体\(\,\mathrm{AC}\,\)を仮に\(\,20\,\)だとします。(\(\,40\,\)でも倍数なら何でも良い。)
すると線分比からそれぞれの部分的な長さが表せます。
よって、
\(\hspace{4pt}\mathrm{DG:GI}=\underline{ 2:3 }\)
線分を抜き出して比の和の最小公倍数(公倍数)で見れば整数比で出ます。
(3)
「\(\,\mathrm{△GHI}\,\)は、\(\,\mathrm{△AFE}\,\)の何倍か。」です。
(2)で出てきた線分比ですぐに答えは出ます。
\(\,\mathrm{△GHI}\,\)と\(\,\mathrm{△AFE}\,\)の底辺をそれぞれ\(\,\mathrm{HG\,,\,FH}\,\)と見ると、
点\(\,\mathrm{H}\,\)は\(\,\mathrm{FG}\,\)の中点なので
\(\hspace{4pt}\mathrm{HG=FH}\,\)
高さの比は垂線と平行線を引いてみると、
\(\,3:20\,\)になるので面積比も\(\,3:20\,\)となります。
よって、
\(\begin{eqnarray}\displaystyle
\mathrm{△GHI:△AFE}&=&3:20\\
\mathrm{△GHI}&=&\frac{3}{20}\times \mathrm{△AFE}
\end{eqnarray}\)
答え\(\hspace{4pt}\displaystyle \underline{\underline{ \frac{3}{20} }}\, 倍\)
\(\,\mathrm{△ABC}\,\)を基準に見ても良いです。
\(\,\mathrm{△ABE=△ACE}\,\)なので
\(\begin{eqnarray}
\mathrm{△AFE}&=&\mathrm{△ABE}\times \color{red}{\frac{\mathrm{AF}}{\mathrm{AB}}}\\
&=&\mathrm{△ABE}\times \color{red}{\frac{3}{5}}\\
&=&\color{magenta}{\frac{1}{2}\times \mathrm{△ABC}\times\frac{3}{5}}
\end{eqnarray}\)
\(\begin{eqnarray}
\mathrm{△GHI}&=&\mathrm{△ACE}\times \color{blue}{\frac{\mathrm{AH}}{\mathrm{AE}}}\times \frac{\mathrm{\color{blue}{GI}}}{\mathrm{AC}}\\
&=&\mathrm{△ACE}\times \color{blue}{\frac{3}{5}}\times \frac{3}{20}\\
&=&\color{magenta}{\frac{1}{2}\times \mathrm{△ABC}\times \frac{3}{5}}\times \frac{\color{blue}{3}}{20}
\end{eqnarray}\)
このことから
\(\hspace{10pt}\displaystyle \mathrm{△GHI}=\frac{3}{20}\times \mathrm{△AFE}\)
答え\(\hspace{10pt}\displaystyle \underline{\underline{ \frac{3}{20} }}\,倍\)
第6問自然数と文字式
\(\,\large{6}\,\)
(1)で誘導してくれていることを見れば規則性?とおもうかもしれませんが、
規則性を見抜く問題ではありません。
(1)
1番目のマスに\(\,\color{red}{6}\,\)、2番目のマスに\(\,\color{blue}{2}\,\)を入れて図を完成させます。
左の2つの数を加えていきます。
\(\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|c|c|c|} \hline
\color{red}{6} & \color{blue}{2} & 8 & 10 & 18 & 28 & 46 & 74 & 120 \\ \hline
\end{array}\)
答え\(\hspace{4pt}\underline{ 120 }\)
これは問題の内容確認ですね。
(2)
\(\,7\,\)番目と\(\,9\,\)番目のマスの和が\(\,\color{red}{253}\,\)になるときの、
1番目と2番目の数を求めます。
1番目を\(\,\color{red}{a}\,\)、2番目を\(\,\color{blue}{b}\,\)とします。
で、実はこれ、縦にすると計算が進めやすいのです。
\(\begin{array}{|c|c|} \hline
\,1マス目\, &\color{red}{a} \\ \hline
\,2マス目\,& \color{blue}{b} \\ \hline
\,3マス目\,& a+b \\ \hline
\,4マス目\,& a+2b \\ \hline
\,5マス目\,& 2a+3b \\ \hline
\,6マス目\,& 3a+5b \\ \hline
\,7マス目\,& \color{magenta}{5a+8b} \\ \hline
\,8マス目\,& 8a+13b \\ \hline
\,9マス目\,&\, \color{magenta}{13a+21b} \,\\ \hline
\end{array}\)
横でも良いのでこれは書かないと遅くなりますよ。
\(\begin{eqnarray}
(\,\color{magenta}{5\,a+8\,b}\,)+(\,\color{magenta}{13\,a+21\,b}\,)&=&\color{red}{253}\\
18\,a+29\,b&=&253
\end{eqnarray}\)
\(\,a\,,\,b\,\)は自然数なので整数と同じように処理すれば良いです。
\(\hspace{4pt}18\,a+29\,b=253\)
右辺が奇数、\(\,18\,a\,\)は偶数なので、
\(\,b\,\)は偶数ではありません。
\(\hspace{10pt}b=1\,,\,3\,,\,5\,,\,7\,,\,9\,\)
のいずれかで\(\,b=9\,\)のとき
\(\hspace{4pt}29\times 9=261\)(右辺を超えている。)
となるのでこれを満たす自然数\(\,a\,\)はありません。
\(\hspace{10pt}b=1\,,\,3\,,\,5\,,\,7\,\)
4つくらい調べましょう。
\(\hspace{4pt}b=1\,\)のとき
\(\begin{eqnarray}
18\,a+29&=&253\\
18\,a&=&224
\end{eqnarray}\)
これを満たす自然数\(\,a\,\)はありません。
\(\hspace{4pt}b=3\,\)のとき
\(\begin{eqnarray}
18\,a+87&=&253\\
18\,a&=&166
\end{eqnarray}\)
これを満たす自然数\(\,a\,\)はありません。
\(\hspace{4pt}b=5\,\)のとき
\(\begin{eqnarray}
18\,a+145&=&253\\
18\,a&=&108\\
a&=&6
\end{eqnarray}\)
これは満たします。
\(\hspace{4pt}b=7\,\)のとき
\(\begin{eqnarray}
18\,a+203&=&253\\
18\,a&=&50
\end{eqnarray}\)
これを満たす自然数\(\,a\,\)はありません。
\(\hspace{4pt}a=6\,,\,b=5\,\)だけが満たします。
答え1番目のマス\(\,\underline{ 6 }\,\)、2番目のマス\(\,\underline{ 5 }\,\)
(1)のように書き出し確認すると見直しになります。
\(\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|c|c|c|} \hline
\color{red}{6} & \color{blue}{5} & 11 & 16 & 27 & 43 & \color{magenta}{70} & 113 & \color{magenta}{183} \\ \hline
\end{array}\)
以上です。
\(\,\large{5}\,\)の平面図形は誘導があって分かり易い問題です。
ただし、線分比を聞かれたら何をすべきか忘れないようにしましょう。
(平面図形、空間図形どちらもです。)
※
入力ミスなどありましたらご指摘ください。
前期よりは取り組みやすいです。
それでも基本よりも標準から応用に寄った問題ですので、
基礎固めはしっかりやっておきましょう。