2026年(令和8年)度福岡県公立高校入試数学の問題と解説です。
大問6つのバランスのとれた問題構成で計算に頼ってばかりもいられない問題です。
誘導もしっかりしていて例年通り素晴らしい問題内容と構成なので他の県の人にも入試対策の参考になるでしょう。

2026年(令和8年)度福岡県公立高校入試数学の問題

令和8年度福岡県公立高校入試の問題です。

⇒ 2026福岡数学問題PDF

大問は6つ。
計算力はそれ程必要としていませんが、
基礎は広い範囲で偏りなく問われています。

2026年(令和8年)度福岡県公立高校入試数学の解説

早速解説していきます。
これで無いとダメという問ばかりではないので、
ここでの解説だけが正解ということではありません。
気にせず自分の方針で進めて行けば良いです。

第1問小問集合

\(\color{black}{\fbox{1}}\)
(1)
 \(\hspace{10pt}7+(-4)\times 3\\
=7-12\\
=\underline{ -5 }\)
(2)
 \(\hspace{10pt}2(\,6a-3b\,)-(\,9a+b\,)\\
=12a-6b-9a-b\\
=\underline{ 3\,a-7\,b }\)
(3)
 \(\hspace{10pt}\displaystyle \sqrt{18}+\frac{10}{\sqrt{2}}\\
\displaystyle =3\sqrt{2}+\frac{10\sqrt{2}}{2}\\
=3\sqrt{2}+5\sqrt{2}\\
=\underline{ 8\sqrt{2} }\)
(4)
「\(\,y\,\)は\(\,x\,\)に反比例し」、とあるので関数は
\(\hspace{10pt}\displaystyle y=\frac{a}{x}\)
\(\,x=3\,,\,y=-8\,\)を満たすので比例定数は
\(\hspace{10pt}a=(3)\times (-8)=-24\)
関数は
\(\hspace{10pt}\displaystyle y=\frac{-24}{x}\)
\(\,x=-4\,\)のとき
 \(\hspace{10pt}\displaystyle y=\frac{-24}{-4}=\underline{ 6 }\)

比例定数を決めることからです。
(5)
\(\,a\,\)について解きます。
 \(\begin{eqnarray}
2\,a-3\,b&=&5\\
2\,a&=&5+3\,b\\
a&=&\underline{\underline{ \frac{5+3b}{2} }}
\end{eqnarray}\)

答えは\(\hspace{4pt}\displaystyle a=\frac{3\,b+5}{2}\)としても同じです。
(6)
120人のデータの中央値は小さい方から60人目と61人目の平均です。
30以上35未満の階級までに59人いるので、
35以上40未満の階級に中央値は含まれます。
累積度数は85人。
よって累積相対度数は
\(\hspace{10pt}\displaystyle \frac{85}{120}=0.708\cdots \)

答え\(\hspace{4pt}\underline{ 0.71 }\)
(7)
グラフを描きます。
放物線は頂点と他の1点が決まれば定まります。
方眼紙ではできるだけ整数\(\,x\,\)座標1つに\(\,y\,\)座標1つを対応させて描きましょう。原点および点\(\,(\,3\,,\,3\,)\,,(\,-3\,,\,3\,)\)は通るからズレないように。
(8)
四分位範囲を求めます。
第1四分位数と第3四分位数を出して引き算です。第1四分位数は\(\displaystyle \,\frac{15+17}{2}=16\,\)、
第3四分位数は\(\,24\,\)なので、
四分位範囲は\(\,24-16=\underline{ 8 }\,分\)

データの整理で一番最初にやるべきことはデータを小さい順に並べることです。
それが問題ではやってくれています。
純粋に四分位数や四分位範囲という言葉の意味を聞いてくれています。
(9)
標本抽出なので比例式で良いです。
求める赤玉の個数を\(\,x\,\)とすると
 \(\begin{eqnarray}
90:18&=&800:x\\
90x&=&800\times 18\\
x&=&\frac{800\times 18}{90}\\
&=&160
\end{eqnarray}\)

答え\(\hspace{4pt}およそ\,\underline{ 160 }\,個\)

第2問確率

樹形図で良いです。
ただし、(1)では確率の意味を問われますがさいころと同じです。
(1)
ア:「必ず」とは言えない。×
イ:「1回も取り出さない」こともある。○
ウ:「1回だけ」とは限らない。×
エ:「全て」(4回とも)の可能性はある。○
オ:「必ず」とは言えない。

答え\(\hspace{4pt}\underline{ イ\,,\,エ }\)
(2)
手順をみて「例えば」を自分でやると見えてきます。
樹形図で良いですがここでは表を使います。

同時に2枚を引くのは1枚ずつ引いても同じですが、
同じカードを引くことはないことだけ理解しておきましょう。
\(\,\color{black}{\fbox{1}}\,,\,\color{black}{\fbox{1}}\,\)を区別して和を入れます。
 \(\begin{array}{|c|c|c|c|c|} \hline
& \color{black}{\fbox{1}} & \color{red}{\fbox{1}} & \color{black}{\fbox{2}} & \color{black}{\fbox{3}} \\ \hline
\,\color{black}{\fbox{1}} \,& × & 2 & 3 & 4\\ \hline
\color{red}{\fbox{1}}& 2 & × & 3 & 4 \\ \hline
\color{black}{\fbox{2}}& 3 & 3 & × & 5 \\ \hline
\color{black}{\fbox{3}}& 4 & 4 & 5 & × \\ \hline
\end{array}\)
白1枚、黒2枚となる色の組合せが起こりやすい。
答え\(\hspace{4pt}\underline{ \mathrm{A} }\)

石の裏表は(和は2から5までしかない。)
和が2のとき白1、黒2
和が3のとき白0、黒3
和が4のとき白1、黒2
和が5のとき白2,黒1
この場合は書き出しておいた方が良いです。

説明は同時に引くので樹形図で\(\,\color{black}{\fbox{1}}\,,\,\color{black}{\fbox{1}}\,\)を区別して、
組み合わせを表しておけば良いです。

第3問方程式

方程式ですが図に条件を示せばすぐに終わります。
『問題1』は正方形の1辺の長さを求めます。
『問題2』は縦と横の長さを求めます。
長方形は変わっているので注意です。

単位は\(\,\mathrm{cm}\,\)ですが途中省略します。

『問題1』では長方形の周の長さが\(\,14\,\)なので縦と横の和は\(\,7\,\)です。図1では長方形の縦の長さを\(\,x\,\)とします。
縦\(\hspace{4pt}\,\color{red}{x}\,\)、横\(\hspace{4pt}\color{blue}{7-x}\)
図2では正方形の1辺が\(\,x\,\)です。
(1)
方程式\(\hspace{4pt}4x=3(7-x)\)の両辺を表しているのは何か?です。正方形の辺は縦、横等しいことを表しています。

答え\(\hspace{4pt}\underline{ エ }\)
(2)
問題1において正方形の1辺を\(\,x\,\)として方程式を立てます。縦は1辺\(\,x\,\)を4等分、横を3等分しています。
縦と横の和は7なので
\(\hspace{10pt}\displaystyle \frac{x}{\color{black}{\fbox{ 4 }}}+\frac{x}{\color{black}{\fbox{ 3 }}}=\color{black}{\fbox{ 7 }}\)

答え\(\hspace{10pt}\mathrm{A}=\underline{ 4 }\,,\,\mathrm{B}=\underline{ 3 }\,,\,\mathrm{C}=\underline{ 7 }\)

\(\,\mathrm{A\,,\,B}\,\)は入れかわっても良いです。
「1けたの自然数」という条件なので\(\,\mathrm{C}\,\)に注意。

(3)
問題2では長方形が違いますので改めて図で確認しておきましょう。横が縦より2長いので
縦を\(\,x\,\)とすると横は\(\,x+2\,\)。

長方形の4すみから1辺4の正方形を切り取ります。
切り取られた長さからそれぞれの辺を図に示すと、ふたのない直方体をつくったときの容積が\(\,96\,\)なので、
方程式を立てて解くと
 \(\begin{eqnarray}
(\,\color{red}{x-8}\,)(\,\color{blue}{x-6}\,)\times \color{magenta}{4}&=&96\\
(x-8)(x-6)&=&24\\
x^2-14x+48-24&=&0\\
x^2-14x+24&=&0\\
(x-2)(x-12)&=&0\\
x&=&2\,,\,12
\end{eqnarray}\)
ここで切り取る正方形から\(\,x>8\,\)なので
\(\hspace{10pt}x=12\)

答え\(\hspace{4pt}縦:\underline{ 12 }\mathrm{cm}\,,\,横:\underline{ 14 }\mathrm{cm}\)

第4問関数

速さが変わる移動を表す関数です。
分速が傾きの値となることが分かればグラフの読み取りだけで解決します。図書館から分速\(\,75\mathrm{m}\,\)で\(\,\mathrm{900\,m}\,\)移動したので、
公園までの時間は\(\displaystyle \,\frac{900}{75}=\color{red}{12}\,\)分です。

残りの座標も示しておきました。
\(\hspace{4pt}\mathrm{B}:(\,12\,,\,1800\,)\)
\(\hspace{4pt}\mathrm{C}:(\,21\,,\,1800\,)\)
\(\hspace{4pt}\mathrm{D}:(\,36\,,\,450\,)\)
(1)
図書館から公園までは2点\(\,\mathrm{A\,,\,B}\,\)を通る直線になるので、
\(\,\mathrm{A}\,(\,0\,,\,2700\,)\,\)であることから
\(\hspace{10pt}y=-75\,x+2700\)
(傾きは速さ\(\,75\,\)の負の値です。)
これを満たすのが答えです。

答え\(\hspace{4pt}\underline{ ア\,,\,イ\,,\,オ }\)
(2)
\(\,x\,\)の変域が\(\,21\,≦\,x\,≦\,36\,\)ときは2点
\(\hspace{4pt}\mathrm{C}:(\,21\,,\,1800\,)\)
\(\hspace{4pt}\mathrm{D}:(\,36\,,\,450\,)\)
を通るときなので、
傾きは\(\displaystyle \,\frac{450-1800}{36-21}=-90\)
点\(\,\mathrm{C}\,\)を通ることから
 \(\begin{eqnarray}
y&=&-90(\,x-21\,)+1800\\
&=&-90\,x+3690
\end{eqnarray}\)

答え\(\hspace{10pt}\underline{ y=-90\,x+3690 }\)

⇒ 変化の割合とは?1次関数の求め方と直線の方程式との違い

傾きと通る点があれば1次関数を求める公式があります。
(3)
兄は\(\,25\,\)分に公園を出発しているので、
出発点の座標は\(\,(\,25\,,\,1800\,)\,\)です。
速さは\(\,110\,\)なので傾き\(\,-110\,\)の直線を考えます。
 \(\begin{eqnarray}
y&=&-110(\,x-25\,)+1800\\
&=&-110\,x+4550
\end{eqnarray}\)
\(\,x=36\,\)のとき
 \(\begin{eqnarray}
y&=&-110\times 36+4550\\
&=&-3960+4550\\
&=&590
\end{eqnarray}\)
となるのでまだ\(\,\mathrm{A}\,\)さんには追いついていません。(\(\,\mathrm{A}\,\)さんは\(\,(\,36\,,\,450\,)\,\)の位置にいます。)
つまり\(\,\mathrm{A}\,\)さんに追いつくのは直線\(\,\mathrm{DE}\,\)と交わるときです。

直線\(\,\mathrm{DE}\,\)は2点
\(\hspace{4pt}\mathrm{D}:(\,36\,,\,450\,)\)
\(\hspace{4pt}\mathrm{E}:(\,45\,,\,0\,)\)
を通るので
\(\hspace{10pt}y=-50\,x+2250\)

交点はの\(\,x\,\)座標は
 \(\begin{eqnarray}
-50\,x+2250&=&-110\,x+4550\\
60\,x&=&2300\\
x&=&\frac{2300}{60}\\
&=&38+\frac{20}{60}
\end{eqnarray}\)
これが追いついた時刻です。

答え\(\hspace{10pt}11\,時\underline{ 38 }分\underline{ 20 }秒\)

第5問平面図形

平面図形の用語の意味から問う総合問題です。最初の条件では\(\,\mathrm{BE}\,\)が\(\,\mathrm{∠BDC}\,\)の二等分線であることだけです。
(1)
\(\,\mathrm{△DBC}\,\)が二等辺三角形ならアはなりたちます。
しかしいつでも成り立つとは言えない。
角の二等分線は角を2等分しているだけに見えますが、
2つの直線から等しい距離にある点の集まりなのでイは正しい。
また、\(\,\mathrm{∠DBE=∠EBC}\,\)なので、
ウの三角形の他の2つの角の和が等しいことも正しい。
角の二等分線が面積を2等分するのは、
二等辺三角形の頂角を2等分する場合だけです。
エは正しくない。

答え\(\hspace{10pt}\underline{ イ\,,\,ウ }\)
(2)
合同条件を答えます。ア\(\hspace{10pt}\mathrm{∠BEC=∠BEF}\,\)の場合、
「\(\underline{ 1組の辺とその両端の角 }\)がそれぞれ等しい。」
ので合同が言えます。イ\(\hspace{10pt}\mathrm{BC=BF}\)の場合、
「\(\underline{ 2組の辺とその間の角 }\)がそれぞれ等しい。」
ことから合同が言えます。

(3)
図2では\(\,\mathrm{△BCE≡△BFE}\,\)です。
条件として\(\,\mathrm{AB}\,\)∥\(\,\mathrm{FE}\,\)が加わります。
平行線の錯角が等しいこと、合同な図形の対応する角が等しことから、
\(\hspace{10pt}\mathrm{∠ACB=∠ABD}\)
それと共通な角があるので相似条件がそろいます。
相似条件:『2組の角がそれぞれ等しい。』

⇒ 中学の図形証明問題(合同・相似)の解き方と証明の書き方ポイント

証明はルールを守っていれば書き方は自由です。
(4)
「(3)において」と問題にあるように(3)の条件を引き継いだ問題です。
\(\,\mathrm{△ABC}\,\)∽\(\,\mathrm{△ADB}\,\)を利用することになるのでしょう。
\(\hspace{10pt}\mathrm{AB:EF}=3:2\)合同なので\(\,\mathrm{BF=BC=\color{blue}{⑤}}\,\)。相似比が\(\,\color{blue}{⑤}:\color{blue}{③}\,\)なので面積比は\(\,25:9\,\)だから
\(\,\mathrm{△ABC}\,\)の面積は\(\,\mathrm{△ADB}\,\)の\(\displaystyle \underline{ \frac{25}{9} }\)倍。

 \(\begin{eqnarray}
\mathrm{△ADB:△ABC}&=&9:25\\
9\times \mathrm{△ABC}&=&25\times \mathrm{△ADB}\\
\mathrm{△ABC}&=&\frac{25}{9}\times \mathrm{△ADB}
\end{eqnarray}\)

あるいは、\(\,\mathrm{△ABD}\,\)∽\(\,\mathrm{△EFD}\,\)を利用します。
辺の比が\(\,\color{red}{3}:\color{red}{2}\,\)なので面積比は\(\,9:4\,\)
\(\,\mathrm{△ABD}\,\)の面積を\(\,⑨\,\)とすると\(\,\mathrm{△EFD}\,\)の面積は\(\,④\,\)で、
\(\,\mathrm{BD:DF=\color{blue}{③}:\color{blue}{②}}\,\)なので\(\,\mathrm{△BDE=⑥}\,\)。
\(\,\mathrm{△BCE≡△BFE}\,\)なので\(\,\mathrm{△BCE=⑥+④=⑩}\,\)よって、
 \(\begin{eqnarray}
\mathrm{△ABC}&=&\frac{9+6+10}{9}\times \mathrm{△ADB}\\
&=&\frac{25}{9}\times \mathrm{△ADB}
\end{eqnarray}\)

答え\(\hspace{10pt}\displaystyle \underline{\underline{ \frac{25}{5} }}\)倍。

どっちでも良いです。
時間は大して変わりません。(誘導に乗れれば、だけど。)

第6問立体

立体ですが綺麗な形なので分かり易いです。
ただ、基本的ことをおさえておかないと時間かかるかもしれません。
先ずは条件を図に書き込んでおきましょう。左の図1の出番はこれで終わりですが、
条件を見落とさないようにしましょう。
\(\hspace{10pt}\mathrm{PQ}\,\)∥\(\,\mathrm{AB}\,\)です。
(1)
図2の辺\(\,\mathrm{GQ}\,\)とねじれの位置にある辺の数です。延長した直線で見ると\(\,\mathrm{BC}\,\)は\(\,\mathrm{GQ}\,\)と交わります。
答え\(\hspace{10pt}\underline{ 5 }本\)

⇒ 空間図形の位置関係問題(平行,ねじれの位置,垂直な面,平行な面)

ねじれの位置については忘れがちな点なので注意しておきましょう。
(2)
底面が台形の四角柱ですよね。
\(\hspace{4pt}\mathrm{AP=BQ}=\color{blue}{x}\,\)とします。※単位は\(\,\mathrm{cm}\,\)ですが省略します。

台形\(\,\mathrm{BQGC}\,\)の面積は
\(\hspace{4pt}\displaystyle \frac{x+11}{2}\times 6\)
角柱の高さは\(\,\color{red}{7}\,\)なので体積は
\(\hspace{4pt}\displaystyle \frac{x+11}{2}\times 6\times 7\)
これが\(\,350\,\)のとき
 \(\begin{eqnarray}
\frac{x+11}{2}\times 6\times 7&=&350\\
3(\,x+11\,)&=&50\\
3\,x+33&=&50\\
3\,x&=&17\\
x&=&\underline{\underline{ \frac{17}{3} }}\mathrm{cm}
\end{eqnarray}\)

取り除いた三角柱の体積から求めても良いですが、
説明必要ですか?

一応式だけで説明しておきます。
元の直方体の体積は
\(\,\hspace{10pt}7\times 6\times 11\,=\,462\,\)、
残った体積は\(\,350\,\)なので取り除いた体積は
\(\hspace{10pt}462-350\,=\,112\)
取り除いた部分の体積は\(\,\mathrm{PE}=11-x\,\)となることから
\(\hspace{4pt}\displaystyle \frac{1}{2}\times (11-x)\times 6\times 7\)
これから
 \(\begin{eqnarray}
\frac{1}{2}\times (11-x)\times 6\times 7&=&112\\
3(\,11-x\,)&=&16\\
33-3\,x&=&16\\
-3\,x&=&-17\\
x&=&\frac{17}{3}
\end{eqnarray}\)

検算にはなりますね。
(3)
『最も短くなる』ときです。\(\,\mathrm{ST+TB}\,\)が平面上で1直線になれば最短です。ここで\(\,\mathrm{PH}\,\)の長さは三平方の定理から求まります。\(\,\mathrm{PH}\,\)を含む直角三角形から
\(\hspace{10pt}\mathrm{HP}=10\)
なので
\(\hspace{10pt}\mathrm{HS}=6\,,\,\mathrm{SP}=4\)正方形ができていることがわかります。
ここで終わりではありません。
求めるのはこのときの\(\,\mathrm{CT}\,\)の長さです。点\(\,\mathrm{T}\,\)から\(\,\mathrm{AB}\,\)に垂線を下ろして交点を\(\,\mathrm{K}\,\)とすると、
\(\hspace{4pt}\mathrm{CK}=3\sqrt{5}\,,\,\mathrm{TK}=3\,\)が直角をはさむ2辺なので
 \(\begin{eqnarray}
\mathrm{CT^2}&=&\mathrm{CK^2+TK^2}\\
&=&(3\sqrt{5})^2+3^2\\
&=&45+9\\
&=&54\\
\mathrm{CT}&=&\pm 3\sqrt{6}
\end{eqnarray}\)
よって求める長さ\(\,\mathrm{CT}\,\)は
\(\hspace{10pt}\mathrm{CT}=\underline{ 3\sqrt{6} }\mathrm{cm}\)

以上です。

計算に頼りゴリゴリ進める問題はありませんが、
ある程度の計算力と基礎知識の組合せが必要となる良い問題です。

⇒ 福岡県公立高校入試数学過去問の解答解説

数学に限ってはとしか言えませんが
福岡県の公立入試問題は標準的ではありますが過去問で中学の総復習ができます。
それくらい偏りなく、幅広い基礎が問われます。

⇒ 全国の公立高校入試 数学過去問の解答解説

全国的に比較してみると良いです。
他の都道府県にも良い問題はありますが九州では福岡が一押しです。
(公開している県が少ないということは棚に上げて。)