センター試験まで後100日というとき、あなたは何から数学の対策をしますか?
そもそも対策の仕方がわからないという人も多いのではないでしょうか。
データの分析はいつ対策するのか?良い時期があります。
やみくもに問題を解いても今までと何も変わりませんし、
対策の仕方ひとつ変えれば、短期間でセンターの結果を変えることができます。


センター試験数学ⅠAの傾向

センター試験の数学対策についてお伝えします。

お断りしておきますが、
「センターの数学は余裕で9割取れる」
という人向きではありません。

「模試で平均も取れない」
という人が2ヶ月で7割越える方法です。

今回は、「データの分析」について。

データの分析は新課程制度前から注目していた単元なのですが、
センターの試作問題と同じように基本的なことだけで構成されていました。

さらに言うと、
数学1Aは、数学1+数学Aという問題構成だったので、
非常に得点し易い問題が並んでいました。

ちょっと分かり難いですよね。(-_-;)

詳しくは別記事でお伝えしますので、
ちょっと待って下さい。

今回は何から始めるかをお伝えしておきますので、
普通のやり方でも

100日前の今からでも間に合う

ということだけでも知っておいて下さい。

理解しなくて良いんです。

知っておけば十分。
では始めます。

『データの分析』対策は後回し

先ず、データの分析は後回しです。

『え?』

と思うかもしれませんが後回しです。
後回しと言っても別の単元を仕上げてからという意味ではありませんよ。
他の単元が仕上がらないということもありますから。^^;

センター直前で良いと言うことです。

毎年のセンター試験対策のときも言っているのですが、
データの分析はその先に「統計」があります。

だから難しい問題が出しにくいんです。
用語をしっかり覚えて
基本的な計算ができれば得点出来る
ことを主に問われます。

散布図や多量のデータの読み取りからの出題が多くなっていますが
直前にやった方が用語を忘れない可能性が高くなるので、
この単元、 「データの分析」は後回しにした方が良い、という提案です。

もちろん好きにやって構いませんよ。

でもなあ、
学校や予備校の授業を普通に受けて、
『成績伸びてるんですか?』
って聞きたくなる。

普通のありきたりの対策で成績伸びてるなら、
昨年度の問題であの平均点は、
さらに言うなら、
毎年の平均点の低さはないでしょう?

まあ、ずっと前から言い続けてるけど、
変えようとしない人は何も変わらないから良いんだけどね。
じゃあ、何からやれば良いのか?

すぐにでも対策を始めるという行動的な人に伝えておきます。

最初に対策すべき単元

最初は『三角比』です。

新課程で数学Ⅰに分離された『三角比』にあてられる 配点は20点に減りました。

これは問題構成が変わったからです。

詳しくはまたお伝えしますが、
三角比の20点を取りに行くためだけではではありません。
三角比の問題には図形が必ずからんでいますよね?

図を書かない人は問題解く気無いんでしたよね?

あれ?知らない?

図形が関係する問題で図を書かない人は、
その問題を解く気がない人ですよ。

三角比

ここをしっかり攻略できるようになれば、
平面幾何、ベクトルの攻略にもつながるんです。
20点分だけの対策ではないのです

もちろんこのクセ付けはすべての単元に活きてきます。
だから始めに対策して、
平面幾何ベクトルの対策をするときにも重ねて復習することによって、
定着と応用が効くようになるからです。

データの活用はほぼ単独の対策になる単元です。
他に応用することがないと言ってもいいです。

しかし、

三角比の対策は他の単元でも活きて来ます。
三角比自体は得点し易いので、
上手くやれば自分もできる
ということを自覚するのにも良いですよ。

みんな能力あるのに活かせてない。
もったいないなあ。

数学ひと単元の対策期間と1日の時間は?

期間はどれくらいが良いかというと、
ひと単元1週間です。

これは個人のペースによるのですが、
1週間あればやる気のない人を除いてだいたい対策できます。

逆にこれ以上長く計画するとダラダラとなるので、
集中して1週間で仕上げる方が効果的です。

1日の時間は時期によって違います。
8週間で全単元仕上げるつもりなら、1日1時間程度で足りるでしょう。

ただし、現在の状況にもよります。
数学が何かもわかっていない人には無理です。
それでも2時間あれば余るでしょうから十分対策できますよ。
学校が休みの日にたくさんやるのでも良いんです。

このときに注意するのは参考書と問題集です。

参考書は辞書代わり。
問題集は選び方を間違えないように 1冊に絞り繰り返す

というのは基本ですね。
余裕があれば2冊目にチャレンジすれば良いです。
あれやこれやと手を出すと知識がまとまりません。
センター対策の問題集はおおよその知識が習得できるように作成されています。

例えば、過去問題集で問題傾向を知ります。

河合 大学入試センター試験 過去問レビュー

赤本 センター試験過去問研究数学1・A/2・B(2019年版)

駿台 センター試験 過去問題集 数学1・A,2・B

東進 センター試験過去問題集数学1・A/2・B【必修版】 [ 東進ハイスクール ]

これらのどれか1冊に早めに目を通し傾向を知り、
その後予想問題集を一冊やればだいたい復習できます。

予想問題集は予備校の物が良いですが、
ちょっとレベル違いって気がする物もあるので中身を見て決めてください。
河合出版の総合問題集(通称:黒本)は割と本番に近いレベルかな?

早めに手に入れておかないとAmazon、楽天ブックスともに売り切れ状態です。
在庫があるところは少ないです。
取り組むなら早めに近くの本屋に行って探しておいた方が良いですよ。

先ずは三角比だけをやり通して見てください。
他の問題は無視して、三角比だけを全回分通してやるんです。
1週間は何度も繰り返すんですよ。
1日1時間あれば1週間で2週くらいはできるでしょう?

数学で得点出来ていない人にとって、
とにかく1週間はその単元に絞って対策することが大切なのです。

まとめ

本来なら数学は、いや数学に限らず、
全体を通して総合的に勉強して、
創造力を身につけた方が良いのですが、

センター試験の数学に限っては
単元毎の攻略の方が圧倒的に得点力はあがります。

簡単に言えば、

ひとつの単元の得点力が上がらないのに、
総合点が上がるわけがない!

という当たり前のことなのです。
当たり前だけどあまり言ってくれる先生はいませんけどね。

受験生はたいへんですよね。(^^;)
がんばって下さい!

⇒ センター試験数学の勉強法と対策まとめ(単元別攻略と解説)

ここがクリアーできれば高得点です。