中学生高校生に共通する計算ミスを減らすノートの使い方と方法です。
指数計算や因数分解で特に多いですが計算ミスは誰にでもあります。もちろん私もします。良くします。
計算ミスにもそれぞれクセがあるので減らす方法はいくつかあります。
その中でも、普段の勉強の中で気をつけておくと良いことがあります。
ノートの使い方だけでもミスを減らす練習をすることはできますよ。

計算ミスを減らす大切なこと

何度も何度も言っていますが、テストのときは『見直し』が大切です。
見直しで、ミスして落としてしまいそうになっている問題を正解に直せる点数は割と大きいです。

私の場合質問に答えるのに、方針はすぐに立ちます。
入試で難関といわれる数学で試験中に実験しなくてはならない問題以外、つまり今時の受験生の質問には即答できます。

でも答えまでとなるとミスは出ます。
それをなくすには見直ししかありません。
見直しする時間なくて確認を頼んでいる会員には申し訳ないが、、、。

ミスには人それぞれクセがあります。
これってあまり気がついていないようなのですがいくつかパターンがあるんです。
間違えて、「あ~そうか」、で終わらせないようにしましょう。
「ここだ!」って自分のクセを知って、見直しの注意点にしておきましょう。

それが足りなかったから97点だったんだよ、そこの高校生。(笑)

授業中何度もいったんだがなあ~。
まあ、でもお母さんが入院中で1人暮らししながらよく頑張った。

今の時期(5月頃)注意しておく項目を中学生に学年ごとに挙げておきますので確認しておいて下さい。

中学1年生

『指数』ですね。簡単に見えて意外と間違える人が多いです。
負の数を累乗しているのか、累乗した数にマイナスの符号がついているのか、などです。

中学2年生

毎年、2年生に言っています。
今が一番大切な項目になっている学校が多いんじゃないかな?
教科書では1ページ分くらいしかないし、学校の先生もあまり重要視しない。

等式の変形』それと、その前の『文字式』。

⇒ 中学数学で使う文字式の一覧(奇数や偶数などの整数の表し方)

日本語を数学の言葉への変換するところだから非常に重要です。
ここがしっかり出来ていないと3年生になっても『文章題が』、、、ってことになるよ。
3年間で一番重要度は高い、と見ています。
苦手にしているのは1次関数かもしれないけど、重要なのはこの単元です。

中学3年生

もちろん、『因数分解』。
2次方程式や無理数の計算にも関係してきますので基本中の基本だけど、共通因数を抜き出して、終わりにしないように最後まで気を抜かないようにしましょうね。
やり方はお任せしますが、使う公式などの見分けはすぐに出来る訓練をしておくといいです。

⇒ 因数分解とは?公式がいらなくなる問題の解き方のポイント(中学3年)

ミスはなくなりません。
テストの時は見直しをしっかりしましょう。
見直しで見つけたケアレスミス、点数は大きいですよ。

高校生の気をつけておきたいミス

高校生も中学生と変わりはありませんが、
中学生と違うのは問題の量です。
見直ししている時間はあまりないことが多いでしょう。

そこで気をつけたいのが問題の初期段階の見直しです。
問題で(1)(2)(3)のように誘導される事があると思います。
このとき(1)(2)は割と簡単に進めることができるでしょうけど、
この(1)で計算ミスがあると後々の問題すべてに影響します。

焦る気持ちも分かります。
気分良く先に進みたい気持ちも分かります。
しかし、落ち着いて(1)だけでも軽く確認程度でも良いので見直ししておきましょう。
ここでのミスは大きいですよ。

ひどい場合はその問題すべて落とすことになります。
方針は合っていても点数にならないって悔しいじゃないですか。

計算ミスを減らすノートの使い方

自分の計算ミスのクセを見つける方法で簡単にできることは、消しゴムを使わない事です。

学校のノートはきれいにまとめるようにいわれると思うのですが、
自分が間違えたところを消してきれいにまとめて、参考書を増やすようなノートはいらないのです。

無駄です。
だから学校の勉強では成績が伸びない。
参考書は一冊あれば十分です。


問題集はひとつの基礎問題集が終わるまで繰り返し、
次にひとつ段階を上げた問題集に進むので人によって違うでしょう。

ノートは自分でやった結果を残すためのものにすると良いです。
間違えたら、その部分を消すのではなく残して、赤で書き足すなどで良いです。
それを見直していれば、自分の計算ミスのし易いところなどが見えてくるのです。

東大式とか何とかきれいにまとまっているノートの取り方がおすすめされますが、
あれはあなたが力をつけて、もっと先に行ってからです。

勉強は、学校の先生のためにやっているのではないのです。
自分のため、なんてきれい事も言いません。
自分が進みたい道の幅を広げるために受験で勝つため。

「受験勉強なんて社会では役に立たない」、
なんてことは役に立たないことを経験してから言って下さい。
やってもないのに、本当に役に立っていないかどうかなんてわかりませんよ。

計算ミスの減らし方もいくつかあります。

⇒ 中学生の計算ミスが多い原因と小学生でもできる減らす方法

ミスは無くなりはしません。
人間だからミスはします。
でも、減らすことはできますよ。