あなたはテストで持っている能力ほどの最大得点をとっていますか?
テストの得点は受ける前にほぼ決まっています。
なぜなら、知りもしないことをマグレで正解するなんてことはほとんどないからです。
テストまでの準備で得点力は決まっているのですが最大に発揮できているでしょうか。

テストの結果は能力の何%出せましたか?

例えば、問題が100問あったとしましょう。
実際のテストで、80%できたと思って、採点結果を待ちます。

結果は?
80点ありましたか?
もしかしたら70%、下手をしたら50%だったりしませんか?
いいんです。何点でも。それがあなたの実力通りなら。

でも、本当は80%取れる力を持っているのに、
70%や50%にダウンしているとしたら、イヤじゃないですか?

どうせなら自分の持っている能力通りに得点しましょうよ。
その方法を今からお伝えします。簡単です。

能力分の点数を最大限に取る方法

それは、
できる問題だけ」を解く
それだけです。

みんな満点とりたいと思っているに違いありません。
でも実際にはなかなか取れない。
原因は、計算ミスであったり、問題の読み間違いであったり、単位の付け忘れであったりと様々でしょう。

中には難しくて手が出なかったものもあると思いますが、そういう問題は捨てるんです。
できる問題を確実に獲る、それが最大の得点法なんです。

できると思える問題が80%なら、その80%に百の力を注ぎ込む。
何故なら、
今のあなたには80%獲る力しかないんだから、
それ以上を望むと、計算ミスや勘違いで失点して、70%やひどくなると50%しか取れない結果となってしまいます。

当会の生徒でも、計算ミスで失点してくる生徒はいます。
その点は注意しますが、できなかった問題を責めることはほとんどありません。
それは、私の指導不足が原因だと考えているからです。

しかし、できる問題を落とすことなく確実に得点できるようになってからでないと、新しいことをいくら教えても、また失点してくれば同じです。
だから、先ずは現時点での最大得点できる方法を身につけて欲しいのです。

難しくて取れそうもない問題に時間を使うより、
取れると思える問題に見直しの時間をくれてやった方が確実に得点は伸びます。

まあ、テストのときにできていない問題をどうしても解きたくなる気持ちはよく解ります。
私にもそういう時期はあったし、今でも生徒の手前百点じゃないと恥ずかしい、と思うときもあります。
でも何度も言うようだけど、数学に才能は必要ないし、
私には才能はありませんので、試験中に新しい解法を思いつくなんてことはほとんどありません。
だから、時間中に解けるかどうか分からない問題に時間をかけてしまうのは博打と一緒なのです。一か八か。

博打を打つのがいけないと言っているのではありません。
博打を打つまでに資金を稼いでおけ、といっているのです。
資金が無いときの博打は、経験上ほとんどの場合負けます。(;_;)

資金とは博打を打てるだけの得点を意味します。
入試では合格点がそれです。
普段のテストならあなたの力通りの得点を意味します。

計算ミスや単位の付け忘れは悔しいでしょう?
だからそれが確実に無いか見直しをしてから、難しいと思える問題にチャレンジするんです。
ミスをしないという人はいません。
だから見直しをすることでミスを減らすのです。

もう一つ得点を下げない方法があります。

得点を下げないもう一つの方法

それは、問題を全て見るということです。

例えば、1、2、3と問題が続く場合、
1から順番に解いていって後の方の問題に時間が足りなかったということあるでしょう?

しかも、その問題は簡単で解けるような問題だった。

違いますか?

問題の配列は、簡単なものから並んでいるのではありません
後の問題の方が簡単なことだってたくさんあります。

だから、問題には全て目を通しておくことはテストを受けるときの絶対最初にすべきことです。

ここで、テストを受けるときの優先順位をまとめておきますが、
この方法しかないというわけではありませんので、やりたくなければ自分の方法を確立させておいてください。
ただし、行き当たりばったりでいつまでたっても満点に近づかないという人は、真似をしてみて下さい。

人の真似から始めて、自分流に改良するというのが上達の早道です。

テストを受けるときの優先順位

では順番です。

テスト対策から説明するのが本当ですが、今回は、テストのときの優先順位だけを説明します。
テスト対策は、普段の勉強方法となりますので、別の機会に説明します。

  1. テストのときに優先する順番その1
    「問題全体に目を通す」
  2. テストのときに優先する順番その2
    「分かる問題から解く」
  3. テストのときに優先する順番その3
    「見直し」
  4. テストのときに優先する順番その4
    「見直し」(もう一度です。)
  5. そして、おまけに時間があれば、
    「分からないと思える問題にチャレンジする」

いいですか。
分からない問題をその場で解くなどという才能は、私も、あなたも持ち合わせていません。
テストを受けに行った時点で、テスト対策を終えた時点で、最大得点能力は決まっているのです。

問題を読んで、
問題に書いてる条件を全て書き出して、
自分の知っている知識を全て出して、
それでも解けないと思えば、

すぐにその問題は捨てましょう。
その場で解ける確率は0に近い。

多少の試行錯誤は良いですが、時間に余裕ができてからです。

問題にある条件を全て書き出すなどの練習は普段からしているかどうかで決まります。
意識して必ずやるんですよ。
(これが出来れば高校入試の場合はほとんど満点ですけどね(^_-))

数学は世界で通用する特有の言語です。
それは数字や記号といった数学独特の言語です。
だからチョットした言葉にも大きな意味を含ませてあり、見抜きにくいものとなっていますので、普段から意識していないと見落としますよ。

例えば、『円』、『平行四辺形』、『正方形』などといったさりげない言葉にもいろいろな意味が含まれます。

円。これは、単なる○を想像するのではなく、

 中心から常に等しい点の集まり(定義)

という定義で考えるようにしておけば、

中心と円周上で作る三角形は常に二等辺三角形になる。

などといった、円という言葉に隠された数学の意味を利用することができるようになり、円周角の定理だけではなく、円という言葉に隠された数学の意味が定義から利用できるようになるということです。

他にもいろいろな数学の言葉はありますが、それぞれの言葉を利用できるかどうかは、1つひとつ覚えておくしかありませんので、知識の量はカードを使って増やしておいて下さい。

もう一度言っておきます。(しつこい?)

テストのときは、できる問題だけに全力を注ぎ、見直しを確実にしておきましょう。

できる問題がどこまであるかは、テストを受ける前までで決まっている。
それは忘れないで下さい。

できる問題を全て解いて、見直しを確実にする。
その時点で時間が余ったら、分からないと思える問題にチャレンジ。

それがあなたの今の最大得点をとる方法なのです。

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日本で一番おすすめできる教材です。笑